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Reminder / ToDo

嘆きの光

 唇から歌う苦い言葉
 夜を削るその言葉で昏い朝を待つ
 白い死の腕を息継ぎで払いのける
 透きとおった身体のぶつかり合う音を聞きながら

 そこに触れようとするすべての視線を
 葬るためにきみがいる
 こころよい泉の冷たさが疑念を静かに溶かすことで
 呼吸が詩であることを知る

 うつろな頭は薔薇の夢を見る
 花弁は瞬きながら目蓋に幻を重ねる
 閉じた真実は飾られた波間に浸される
 涙の落ちた大地をだれも見ようとしない

 痩せこけた頬に危機を浴びせながら
 淋しさの炎を慰めで埋めようとする
 たゆたうリラの花を指先でなぞることで
 この胸の美しい憩いを待ち望む