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備忘録

(Microsoftアカウント統合前の)古いSkypeアカウントを削除したいときの手順

 もう使わなくなったSkypeアカウントを削除しようと思い出しては試みるのを五年間ぐらいだらだら続けてきましたが、ようやく削除(凍結)できたので備忘録として書き留めておきます。この記事では特にMicrosoftアカウント統合前のSkype旧アカウントの削除方法について書いていくつもりですが、手順については統合以降のSkypeアカウントとほぼ同じです。

本題に入る前に

 2016年11月15日以降からSkypeアカウントはMicrosoftアカウントと統合されており、Microsoftアカウントを作成すれば新規のSkypeアカウントも自動的に作られるようになっています。MicrosoftアカウントからSkypeアカウントは分離できず、もともと統合前のSkype旧アカウントを持っていた場合でも、Microsoftアカウントを持っているだけで別のSkype新アカウントが作られます。双方のアカウントは統合されているので、Microsoftアカウントを削除すればSkype新アカウントも自動的に削除されます。

 これがものすごく厄介な代物で、二つのアカウントを別々に分けて使っていた身としてはなんじゃこりゃ……みたいなありがた迷惑だったわけで、不要なSkype新アカウントを削除しようとすればもともと使っていたMicrosoftアカウントまでが巻き添えを食らうし、だからといって統合前のSkype旧アカウントはもともと使っていたMicrosoftアカウントと紐づけがなされていないため、たとえ肉を切ってMicrosoftアカウントを削除しようとしても、Skype旧アカウントだけが別に残ってしまい削除できません。骨どころか皮しか切れてない。統合以前はSkypeアカウントを削除する方法が別個にあったはずなんですが、統合された現在ではそれも使えなくなりました。もう何もかもが雁字搦め。どうすればいいんですかこれ。

 とはいえ手段がまったくないわけではなく、Skypeカスタマーサービスに直接問い合わせる方法があります。が、これも一筋縄でいけるものではなく、問題における選択肢を正しい順序で選ばないと唯一の解決策に繋がるチャット画面すら開けません。こちとら分岐ゲームやってるわけじゃないんですよマジで。

 今回使用したブラウザはFirefox Quantum 64.0.2(64 ビット)です。なぜブラウザ環境を書くのかというと、去年の5月当時に使っていたChromeではSkypeサポートのチャット画面まで開けたものの、接続はできなかったからです。Microsoft Edgeでもダメでした。使用ブラウザのキャッシュを削除して再度試してみても、影響がないのかチャット画面が表示されない上に、接続を待ってみても時間切れからかエラーが何度も発生する状態でした。正直意味わからん。ただしこれは去年の話なので、現時点(2019年1月末)だとまた場合が違ってきていると思います。

事前にやっておきたいこと

・削除したいアカウントでログインしておく
→後のチャットのやり取りがスムーズになります。

・プロフィール情報を可能な限り白紙にしておき、名前などの必須情報もデタラメなものに変更しておく
→気になる方用。ただしメールアドレスだけは受信可能なものにしておく。

Skypeのアカウント画像を差し替えておくか、あるいは削除しておく
→これも気になる方用。PC版からは画像の差し替えしかできないので、削除したい場合はスマホ版からログインし、画像をタップ→クリア。

・登録してあるメールアドレスが受信可能かどうか確認する
→大事なことなので二度。

本題

 Skypeの公式サイトに行き、画面中央上の「ヘルプを見る」から「Skype サポート」をクリックしたあと、次ページの「お問い合わせ」をクリック。

 お問い合わせの選択肢の中から、「Skype アカウントについて質問があります」→「Skype アカウントを終了したい」という順にクリックすると、一番下に「Skype カスタマー サポートとチャットする」というリンクが出てくるはずなので、それをクリック。

 別ウィンドウで出てきたチャット画面の「表示される文字を入力してください」という指示にしたがって文字を入力すると、しばらくあってカスタマーサポートに接続される(ことを祈る)。最初に相手側からチャットの内容について質問されるので、「マイクロソフトアカウント統合前のアカウントの削除をお願いしたいです」と切り出しておけば、あとは担当の方の誘導で滞りなく進むと思います。

終わりに

 複雑な経緯とは裏腹に担当の方は懇切丁寧な応対で本当に助かりました。相手の入力スピードが速いので、チャットのやり取りはストレスがかかりません。メールアドレスが受信可能かどうか確認しておくのは、もしも最初の誘導がうまくいかなかった場合に「Skype運営側から本人確認をして、削除をお願いできませんか?」と切り出しておけば、メールアドレスがそのときの要になってくれるからです。私はこれでようやく削除にこぎつくことができました。さらば五年間の因縁!!!!